イタリアと香港に新婚旅行にいってきました。楽しかった!
はじめてのヨーロッパということで、いろいろ発見がありました。
旅行中に何度も出た言葉が「イタリアは豊かな国だねぇ」という言葉。
単純にGNPだけ見れば「豊かなはず」の日本にはない、すばらしい豊かさがあった。
以下が、旅行中に書いた文章です。参考までにご覧下さい。
【豊かさ】
イタリアにいて、豊かさについて考える
何かを見るにつけ「あぁ、イタリアは豊かな国だなぁ」と思う。
例えば階段。
石の階段が何百年もにわたって人々に使われ、中央の部分がすりへっているのを見ると、
あぁ、イタリアという国は長い歴史のある国なんだなぁと思う。
同じ石の上を、何人の人が行き来しただろう。
例えば扉。
ひとつとして同じものがない扉。イタリアの扉は、
どれも重く、背が高く、しっかりとした木材に重厚な鉄の格子がはめられている。
何十年も何百年も使うことを見こして本当に良いものがつくられている。
例えば道路。
今は車が走るこの道も、千年前にしきつめた石畳が使われている。
いずれも日本の階段や、扉や、アスファルトの道路とは違うように思った。何百年も前のものを、博物館に入れたりしないで、今もなお日常に使っていることが一番ちがう。
その他にも、何度も修理されている家具や、チーズの種類、ワインのつくり方、生ハムのおいしさ、景観を壊さない看板のたてかけかたなど、大停電したときのおおらかな対応など、いろいろなものをみて、「あぁ、イタリアは豊かな国だなぁ」と思えたわけである。
でもよく考えると、日本にも同じように深い文化がある(もしくはあった)。
しかし、古くていいものや、美しい町並みなどを、日本は急速に失いつつある国なのではないだろうか? 安くて便利ではあるが豊かではないものに囲まれていないだろうか?
少なくともイタリアは、よい景観や、古くてよいものを守ることに努力をしているように感じる。
学ぶべきことが多いとおもった国でした今回の企画をつくる上で、僕自身が勉強になった点や、気をつけていた点は以下です。
シンポジウムをこれから企画する人や、プランナーになりたい人に少しでも参考になればと思います。
【企画のポイント】
・企画者は、何においても時流をつかむこと
・取り組むテーマについて、短い期間であってもしっかり勉強すること
・企画者自身が心の底から「面白い」と思えて、他人にも「これは面白い」と言ってもらえるようにすること
・その企画について、熱く語れるストーリーがあること
・熱い思いやストーリーを、講師やスタッフに伝えること
・関係する業界のキーパーソンには早い段階で会って、広報協力をお願いすること