我ながら文章を書くのが下手である。つい先日も「分かりやすい文章の技術」なんて本を買って読んでみたものの、いっこうに上手にならない。
関わりがあるNPOのニュースレター「種まき http://www.aseed.org/tanemaki/new.htm 」や「NPOマネジメント http://www.iihoe.com 」なんかに連載をさせてもらっているが、いつもひぃひぃ言いながら、ようやくの思いで書き上げている。人と話をしていれば、いくらでも言葉が出てくるのに、ふと書きかけの原稿を前にすると、とたんに書けなくなっている。
ともかく書き続けることが、よい訓練になるだろうと思って、この「マーキー日記」もはじめていたが、月に一度書くのがやっとである(今回なんか2ヶ月もブランクが出来てしまった。ごめんなさい)。そう思うと、毎日ブログを更新している人はえらいなぁ。
どうやったら魅力的な文章が書けるようになるのだろう?
読者にとって、「あの連載が楽しみです」と言っていただけるようになるには、どうしたらいいのだろうかと、日々考えている。
そんな僕が、毎回楽しみにしている連載がある。
JALの機内誌「SKYWARD」にある浅田次郎さんの連載「つばさよ、つばさ」だ。出張で飛行機に乗るたびに必ず読む。
この連載はとても楽しい。毎回、浅田さんが海外に出かけてゆく旅のエピソードが描かれている。「最近の若い者」への苦言のような文章を読むと、苦笑いしながら、自然と頭を下げたくなる。ちょっと自嘲気味に、彼の意地っ張りなところが表れると、こよなく浅田さんを好きになってしまう。何ヶ月も前に書いてあった「おいしい北京ダックの話」などは、いまだに僕の頭で回想できて、何度もよだれを流している。まったくもって、かくありたいと思う。すばらしい文章のお手本なのだ。
お手本から学ぶのは、お稽古ごとの基本。ということで、
時間をとって、上手い!と思う文章を、そのまま写し書きしてみようかとも思う。
みなさんも、「上手いなぁ」「好きだなぁ」と思う文章はありますか?
どんな作家さんの、どんなところが好きか、ぜひ教えてください
また、うまく書けるようになるためのコツを知っている人は、ぜひ教えてください。