環境教育の企画の仕事で、北欧にいってきました。9月1日から16日まで、大半はスウェーデンで、数日だけデンマーク。とてもよい経験だったので、ぜひ日記に書きたいところなのだけど、まだ自分のなかで整理がついていない・・・。
一番良かったことは、スウェーデンという国を見ることができたこと。ふうん、こんな国もありえるんだ! という率直な感想。いろんな意味でバランスのとれた特色のある国だ。税金は高くアル中もたくさんいるようだが、基本的にすばらしい。流れている時間はゆっくりで、働きすぎることはない。エコロジカルな社会にしていこうという国家的合意があり、人々は楽しくシンプルに暮らしている。ヒステリックな環境保護というより、賢く、システムを上手く使った戦略的なエコロジー。いろんな意味で勉強になった。
たべものは、おいしい。ちょうど良い季節だったのだろうけど、サンタクロースでおなじみのトナカイや、ヘラジカ、ブルーベリーやコケモモをたくさん食べることができた。もちろんジャガイモも。ジャガイモだけで十種類以上あるこの国は、毎食のようにジャガイモを食べる。ホームスティ先で、ジャガイモの中華炒めを紹介したら、「バリエーションがひとつ増えた」と大変よろこばれた理由がわかる。
これから先の日々は、スウェーデンで過ごしたことを少しずつ消化し、日本でうまくエッセンスを活かすことを考えてみたい。しょせんは外国。されど、一つの国。よい事例として、学べるところは学びたいと素直に思うのであった。
●追記
しばらくは、スウェーデンの帰国報告会をあちこちでやろうと思います。そうしながら自分のなかでも整理したいから。スウェーデンという国がどんな暮らしをしていて、どんなスーパーで、どんな食事で、どんなエネルギー施策や環境対策や林業をしているか、などを知りたい方は、ぜひご連絡ください。とってきた写真をお見せして、楽しい報告会をさせていただきます。