――― Marky on the WEB 2009/11/09 「いい空気をつくって頂きました。」 最近、自分がある地域の活性化をテーマに会議進行するなかで、頂いた褒め言葉です。 「そうか、自分は空気をつくるのが仕事だったんだ。」と、改めて思うしだい。といっても植物のように、二酸化炭素を酸素にしたりはできないし、空気清浄機のように何かの成分を除去できるわけじゃない。なんと言うか、、、<空気>、雰囲気というか、ある種のムードをつくるのが仕事、という意味。。 「いい雰囲気にしてもらったお陰で、皆から活発に発言が出ていましたよ。あんなに出るもんですね。いつもはあの人、発言しないのになぁ、どうしてかなぁ?」 というコメントを頂くこともあります。同じメンバーで話し合ったとしても、<空気>が変わると、参加の度合いや、関わり、話しあうことの質感が変わってきます。 僕が、会議の場面でつくりたい空気は ・ひとり一人が大切にされている ・ゆるやかに楽しい ・基本的にはポジティブな ・それでいて、ネガティブなことも言える自由さもある ・皆でつくってゆくような 空気・雰囲気。 そのために、会場のセッティングに始まり、会議の議題設定やら、進行の工夫やらを可能な限り工夫する。 この反対として ・誰かが誰かを抑圧しているような ・停滞した ・傍観者的な ・思っていることが言えないような ・エネルギーが吸い取られるような 空気・雰囲気はつくりたくないと思っているようです。 会議のファシリテーションを仕事にしはじめてから、6年が経ちました。お陰様で、様々な仕事に恵まれました。ご依頼いただいた皆さんに、感謝。ありがとうございます。 様々な経験をさせて頂く中で、自分にも少なからず、変化や成長が見られます。かつては「僕は20人以下の会議しかやれない」と思いこんでいたのですが、最近は50名を超えるオーダーにも応えられるようになって来ました。これは僕にとっては大きな変化です。 また、かつては「環境問題に関する分野が得意だけど、他の分野は、苦手、、、」という意識もありました。が、最近は、会議のコンテンツ(話し合う中味)は何でもOKになりつつあります。 「地域のおじいちゃんや子どもたちが、どうやったらもっとスポーツに親しめるか」という会議から「我が地域で、どうやって産業をつくっていくか」という会議まで、多種多様。「ある業界での死亡事故を減らすには?」という会議もあれば、「Aさんの人生の相談に皆でのろうよ」という話し合いも進行させて頂いています。 その会議が、どんなテーマであっても、どんなメンバーであっても、「そこに集った参加者一人ひとりが<生き生きと関われる空気>をつくる」ことに専念しつつあるように思います。 自分が何かに専念できる仕事を与えていただけていること自体が、ありがたいことです。 なので、そんな<空気をつくる仕事>、これからも頑張ります。 「その<空気>うちの地域に必要だ!」「私の職場に来て欲しい」「このメンバーでそんな話し合いができるのか? 体験してみたい」など、ありましたら、ご用命はお気軽に。日本全国津々浦々、必要とあらば地球の裏側でもお手伝いに参ります。 頂いた一つひとつのご縁を大切に、可能なかぎり尽力します。
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