――― Marky on the WEB
青木将幸ファシリテーター事務所

2010/04/13

プロボノをやってみての感想

 

 

 

 

毎月1日は青木将幸ファシリテーター事務所のプロボノデー!と決めてスタートした新年度。

さっそく4月1日にプロボノしてみたので、ここに報告します。プロボノというのは、自分のプロとしての専門性を活かしたボランティアのこと。(詳しくは前の日記にも書いています)。

ツイッターで「プロボノします」と書いたところ、一番早く反応してくれたのが社会起業家をたくさん輩出してきたETIC.のスタッフでした。

「教育系の社会起業家の経営者が集う勉強会をしているので、そこでファシリテーションを教えてほしい」というオーダー。もともと、僕はNPOや社会をよくする事業体をより活性化するためにファシリテーションを深めはじめた側面が強いので、即OK。心地よいプロボノスタートを切ることができました。

当日集まったのは、

 エイズの孤児支援をするNGO/PLAS
 モンゴルのマンホールチルドレンたちとともに動くNPOゆいまーるハミングバーズ
 10代の若者たちを音楽を通じて社会起業家にかりたてるブラストビート
 女性と子どものための護身術講座インパクト東京を展開するNPOライフライツ
 ブラインドサッカーの展開をて手がける日本視覚障害者サッカー協会

などなど、すばらしい活動を展開する社会起業家の経営者たち。こういった面々に、出会え、自分が持っているスキルで貢献できることは、とてもありがたい時間でした。
(そこでつながったご縁で、本業の会議進行のご依頼もいただき、ありがたい限りです)

また、他のお仕事で出会った人たちにも「毎月一日は、プロボノしてまして、、、」というと、実に様々な広がりをもって受け取られます。これまでご縁のなかった児童養護施設の方から「じゃあ、うちに来て下さい!」という声があったり、「お金はないけど、本当によいことをやっているあの団体に、紹介してもいいですか?」と言ってくださる方も。新しいご縁も開かれる印象があり、プロボノの良さを感じつつあります。以下、簡単にメモしておきます。

 

◆やってみてわかったプロボノのよいところ 6つ

その1:ネットワーク、つながり、ご縁が広がる
 (これは、何にも代え難いことです)

その2:自分のスペシャリティが何なのかを自覚できる
 (自分が何の役にたてる人間なのか、明らかになるきっかけとなりました)

その3:自分の仕事、社会的な役割が認知される
 (そして、次の仕事仕にもつながる)

その4:自分を活かしたいシーンで活かすことができる
 (精神衛生上、たいへんよい。気持ちいい、に近い)

その5;新しいことにチャレンジしやすい状況になる
 (プロボノでやるぞー!という気持ちがよりチャレンジングな展開を生む)

その6:ボランティアでやる時間を制限することで、高いクオリティを維持できる
 (いつまでも、どの仕事も、ボランティアではやるのは不可能。でも月に○時間と、自分で決めたペースでやれるので、無限ではなくなり、むしろ時間を貴重に使える)

 

自分が世の中の役に立つ瞬間を得られるというのは、本当にありがたいことです。

床屋さんや、大工さん、パン屋さんや警察官、スーパーで在庫管理をしている人や、電設工事をしている人、栄養士、デザイナーといった、町なかのいろいろな職業の方がプロボノしはじめると、それは楽しい世の中になるだろうなぁと夢想します。

これからも毎月、プロボノを展開する予定です。またレポートします。