――― Marky on the WEB
青木将幸ファシリテーター事務所

2012/12/28

『人物紹介】草野竹史さん

「藍よりいでて、藍より青し」な人

2013年1月19-20日に淡路島で開催するフォーラムのゲストを、フォーラム・ファシリテーター青木将幸の視点から紹介してゆきます。1人目は草野竹史さん。北海道でワカモノがたくさん参加する環境NGO・ezorockを立ち上げ、現在もその代表を務めています。


私(青木)は、国際青年環境NGO・A SEED JAPANという団体で活動してきました。
http://www.aseed.org

100人を超えるワカモノが参加して、いくつものチームや活動をつくり、環境問題へのアクションを起こして行く団体です。その活動のなかで、音楽フェスをエコでピースなものに変革してゆく活動があり、草野さんも北海道で開催されたロックイベントの環境ボランティアとして、参加した一人。

しかし、北海道のイベントを、毎回、東京のNGOが行って仕切るのも、なんだかなぁということで、現地のワカモノたちが決起して、自分達のグループを立ち上げ、A SEED JAPANはサポートにまわる、という変化が起きます。その中心人物が草野さんでした。

以降、草野さんひきいる環境NGO・ezorockは、音楽フェスでの活動を主軸に起きながらも、多彩な活動を展開してゆきます。音楽イベントで出た生ゴミを堆肥化し、オーガニックファームを運用したり、自転車のシェアリングを進めたり、最近では「古くなったレコード」を集めて、商店街や町内会での世代間交流イベントに役立てようと画策している模様です。
http://www.ezorock.org/musicgift/4772

そんな環境NGO・ezorockが大事にしていること(value)は

「常にその時代の若者に問いかけること」

実際に札幌にあるオフィス(これがカッコイイ!)にお邪魔すると、いつも北海道のワカモノたちが集い、わいわいと会議をしたり、作業をしたりしているのです。

発足の元になったA SEED JAPANと比較しても、「藍より青し」と感じるシーンはいくつもあるステキな環境NGO・ezorock。そのリーダーである草野竹史さんを、淡路島にお招きします。

草野さんには、全体会でのプレゼンテーションをお願いしています。これがとても面白くて、「ワカモノの人口動態」がどのように変化しているのか?をスライドにまとめたもの。これを一度見ると日本という社会をどのように見るかという点で、転換が起きるのではないかと思います。少なくとも僕にとっては、衝撃的でした。

また、4時間の体験セッションでは、ふだん環境NGO・ezorockでどのようにワカモノ中心の組織をつくっているかについて、たっぷり体験できる機会をお願いしています。「なかなか若い世代が育たない」とか「どうやったら若手の主体性を引き出せるか?」といった点で考えている方には、よきヒントになるはずです。

そんな草野竹史さんに会ってみたくなった方、2013年1月19-20日に開催される「ワカモノが育つ場づくりの秘訣 青少年体験フォーラム」に、ぜひともご参加下さい。

●開催要項/参加申し込み
http://www.aokiworks.net/koza.forum130119.htm

■主催:国立淡路青少年交流の家 ■全体ファシリテーター:青木将幸


●草野 竹史さん プロフィール (環境NGO ezorock 代表理事)  
http://www.ezorock.org
酪農学園大学環境システム学部経営環境学科卒。1979年札幌市生まれ。酪農学園大学環境システム学部経営環境学科卒。在学中、国際青年環境NGO「A SEED JAPAN」の活動に参加したことをきっかけに、2001年に11人の仲間と共に環境団体「ezorock」設立。北海道最大級の音楽フェスティバル「RISING SUN ROCK FESTIVAL」における環境対策活動を中心に活動を展開。大学卒業後、建設コンサルティング会社に就職。まちづくりや環境、観光などの調査に携わる。2005年に退職。2006年4月より 環境NGO ezorock 代表理事 就任。現在に至る。