――― Marky on the WEB 2012/12/31
2012年は、僕にとって、転換点となる1年でした。 1976年生まれの僕は、高校三年生までの18年を故郷・熊野で過ごし、その後の18年を東京で過ごしました。震災や妻の入院、子育て環境、自分の仕事のスタイルなどを熟慮の上、2012年の3月に淡路島に引っ越しを決めました。お陰様で9ヶ月の淡路島生活は、新しい出会いと発見に満ちた、素晴らしいものになっています。 住む場所が変わると、色々なものが変わります。朝起きる時間、毎日食べる食材、仕事と生活のバランス、家族との過ごし方、それに趣味。いずれも自分にとって刺激の大きな変化となりました。 11月には、妻の実家の改装を終了。大工さんとのやり取りも、じつに学ぶことが多く、家をつくるというのは、人生において大きな出来事なんだなぁと実感しています。おかげさまで、よき住まいを得ることができました(僕にとっては、小さな仕事部屋ができたことも大きな喜び) 引っ越しを受けて、仕事のスタイルも大きく変化しました。関東を中心に全国に移動していた仕事で、相変わらずの全国移動ですが、関東の比重が減ってきました。関西、四国、とりわけ淡路島でのファシリテーション依頼も増え、ありがたい機会を得ています。一つ一つの仕事を丁寧に深めたいと思います。 11月2日は、長年産みの苦しみにあった著書も発行できました。『市民の会議術・ミーティング・ファシリテーション入門』(ハンズオン埼玉出版部)は、お陰様で好評で、着実に売り上げを伸ばしています。Amazonや書店に並べるのではなく、直販を選択したので、一人ひとりの方に手渡すように広まってゆくのは、うれしい実感です。札幌、埼玉、名古屋、神戸、淡路、福岡などにおいて、出版記念イベントを実施できたことで、久しぶりの再会や、本を出したことで得たご縁もありました。来年も、熊野、鹿児島、新潟、福島、高知などで出版記念イベントを展開する予定で、この本を持って47都道府県を廻りたい気分です(とても、うれしいんです。はい)。現在、この本の書評を書いて下さる方、販売を手伝って下さる方、うちの県でもぜひ開催したい!という方を募集中です。 震災復興関連の仕事で、陸前高田や福島に入り、微力ながら自分の役割を発揮できたことも、ありがたいことでした。また、本業である会議進行も、先駆的な社会起業家や、NPO、地域組織、家族会議のオーダーなどもコンスタントにいただき、全力を尽くして仕事にあたることができました。 中野民夫さんのご紹介で星川淳さんと出会い、そのご縁で手伝った新農薬「ネオニコチノイド」に関する連続ワークショップも印象深い仕事となりました。私たちの食を支える農薬について、いろいろな角度から検討することができる貴重な機会です。この仕事に関しては詳しくアーカイブも作成されているので、関心ある方は、ぜひご覧下さい。 また、故郷のある熊野においても、実験的なツアーや、エンカウンターグループ、ファシリテーション講座などを展開することもできました。故郷に貢献する自分なりのスタイルを見いだしつつあることも、うれしい変化です。 趣味のほうでは、釣りを熱心にやってます。まだまだど素人ですが、アジ、サバ、イワシ、カワハギ、ベラ、グレ、カサゴ、コウイカなど、小物を中心に少しずつ上達しております。釣行のお誘い、アドバイスなど、いつでも歓迎です。また、初心者だけど釣りをやってみたい!という方は、ぜひ淡路島においで下さい。いっしょに初心者釣りを楽しみましょう。 2012年は、いくつもの失敗や失礼をしでかした年でもありました。初めてのこと、重なる予定、転居なども重なり、申し訳ないことをしたこともあったでしょう。ごめんなさい。それらの失敗を心にとめ、自分自身を成長させる糧として、大事にしたいと思います。忘れっぽい僕が気がついてない点やフィードバックがあれば、いつでもお寄せ下さい。 僕はなにより、妻の体調が回復し、子ども達が元気に育っていることが、とてもうれしいです。これからも、自分は自分の責任の持てる範囲のことを、きちんと丁寧にやってゆきたいと思います。 みなさんは、この1年はどのような年でしたか? そして、最近は、どんなことを感じていますか? お時間のある時に、ふらっと、近況などをお知らせいただけると、うれしいです。 絶好調な方から、不運に悩む最中の方までいらっしゃると思いますが、 2012年、お世話になりました! 拝・青木将幸
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