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青木将幸ファシリテーター事務所

 


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淡路島で山伏修行をやってみよう!
〜うけたもうがひらく三日間〜
令和二年 淡路・諭鶴羽山 山伏修行 参加者募集
2020年6月5-7日@淡路島
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みなさん、こんにちは。淡路島に住む山伏の青木将幸と申します。

国産み伝説のある淡路島にて、山伏修行を行います。

え? 山伏? 修行? 何するの? 厳しいの?
と、思う人も、いるかもしれません。

淡路島での山伏修行では、3日間、もくもくと山を歩きます。
歩くのが修行の中心です。
行った先、行った先に、大きな岩があったり、祠があったり、大木があったりします。
すると、その前でお祈りをします。
そしてまた、もくもくと山を歩く。
そういう修行です。

もちろん修行なので、それなりの制限や厳しさもあるのですが、
ものすごーく体力的に過酷なことをガンガンこなす、という感じでは、ありません。
むしろ、静かな時間。
自分の内側や、自然と静かに接する時間がたくさんあります。

よく、「私みたいな体力のない人でも参加できるのでしょうか?」と質問されます。
ふつうに、自分の足で歩くことができれば、大丈夫。
定年を迎えた年配者や、運動不足の中年や、
小柄でいかにも体力がなさそうな女性が参加して下さったこともあります。
が、皆、無事に修行を終え、スッキリとした面持ちで、山を下りて行きます。

修行を指導してくださる先生のことを、
山伏の分野では先達(せんだつ)と言います。
先達は、
先に達すると書きますが、修行に参加する皆の、先頭に立って、山を歩きます。

「山伏修行をして、どんなことが身につくのですか?」
とも、質問されるのですが、それは、本当に人それぞれです。
先達から「こう考えろ」とか「これはこういう意味だ」という解説は、ありません。
ただ、黙々と、山を歩き、ともに祈る。

修行中に、般若心経や、祝詞(のりと)を唱えたりもするのですが、
特定の宗教に皆さんをお誘いするものでも、ありません。
古来、日本人は、自然界にある大きな岩や、滝や、大木や、月や太陽など、
それぞれに神さまがいると考え、お祈りをしてきたのではないかと思います。
八百万の神というか。
僕の理解では、日本に仏教が入ってくる以前からあった、自然界との接し方が、
山伏のルーツではないかと感じます。
宗教というより、どちらかというと、
精神修養というか、自分自身を整えるプロセスのようにも思います。
なので、どんな信仰をもっている人も、あるいは無宗教の方もご参加いただけます。

山伏修行では、三日間の修行中の私語を慎むように過ごします。
行中に、発してよい言葉は「うけたもう」です。
お返事は、「うけたもう」。
名前を呼ばれても「うけたもう」。
先達に「これから、滝行をするぞ」といわれても「うけたもう」です。
相手の発したことを、きちんと、うけて、たまわる。
自分の人生に今、起きている事実を、うけて、たまわる。
自然界が発するメッセージを、うけて、たまわる。
それが「うけたもう」ではないかと思います。

つい、私たちは、何かと接するときに、
それにどんなメリットがあるか?とか 
コスト・パフォーマンスがいいか?とか、
自分にとっての善し悪しを基準に取捨選択をしてしまうものです。
が、山伏修行では、 いったんそれらを脇に置いて、
どんなものも「うけたもう」と広い心で受け取るようにしてみます。
うけたもう、うけたもうと、言って、3日間すごすことで、
皆さんのなかで、何がひらいてくるのでしょうか?
それぞれに、ぜひ味わっていただきたいと思います。

羽黒修験・大聖坊の行法にのっとり開催してきた淡路山伏修行も、
これで7年目となります。
令和二年の修行も、ご参加される皆さまにとって、実り多き時間となりますよう、
事務局一同心を込めて準備いたします。

初夏。淡路島に、ぜひご参集下さい。

■日時:令和2年6月5日(金)13時 から6月7日(日)15時頃まで の2泊3日

■場所:兵庫県 淡路島(諭鶴羽山・沼島)

■アクセス:
自家用車の方は、別途お知らせする集合場所まで、各自でおいでください。
公共交通機関をご利用の方は、事務局よりお知らせする高速バスにお乗りください。
(11:10 神戸三宮発 淡路島・福良バスターミナル行き)
バス停までお迎えに上がります。

※お帰りのバスは、
福良発14:50 →三宮着16:23を予定しています。
https://www.awaji-kotsu.co.jp/

■参加費:55,000円
(修行に必要な装束、宿泊、食費、保険代金等を含む)

■定員:15名

■修行内容:
羽黒修験・大聖坊の行法にのっとり
とそう行(山の気を感じ、自然と一体となり、峰から峰をめぐり歩く行)を中心に、
坐禅、勤行、滝行、火渡りなどを随時、執りおこないます。

■参加資格:
自分の足で山を歩くことができる方であれば、
思想・信条・宗教・国籍・セクシュアリティを問わず、どなたでも参加できます。
未成年者の参加については、念のため事務局にお問い合わせ下さい。

■先達 三浦 雄大 miura takehiro
[デザイナー/農家/山伏]
1980年 山形県鶴岡市生まれ。
1999年 芸術を学ぶために渡仏し、グラフィックデザインに出会う。
以降、デザインの仕事を生業としながら、東京→沖縄→北海道と移り住む。
2011年3.11 東日本大震災を機に山形へ帰郷。
同年10月 IDEHA Creation 設立。
山形県を中心に活動し、企業から個人まで幅広いデザイン案件を受けながら、
地域活性化やまちづくりプロジェクトにデザイナー/アートディレクターとして多数携わる。
2012年 出羽三山神社 羽黒派古修験道「秋の峰入」に入峰。
2016年 先達号を授かる。
2017年12月、岡山県久米郡美咲町に家族で移住。
標高450mの中山間地で農業をはじめる。
ナチュラルワインづくりを目指し、ブドウ栽培とワイン醸造を日々勉強中。

■先達補佐 竹本国晴 takemoto kuniharu
[鍼灸師/農家/山伏]
1981年東京生まれ。心・身体・氣を整える鍼灸師。
2014年ニュージーランドで羽黒山伏の星野先達と出会う。
その後、出羽三山にて山伏修行体験を重ねる。
2016年出羽三山神社 羽黒派古修験道「秋の峰入」に入峰。
羽黒山伏となる。2016年東京から京都へ移住。
無農薬米を作りながら、京都と東京で施術を行っている。

■先達補佐/事務局 青木将幸 aoki masayuki
[ファシリテーター/山伏]
1976年熊野生まれ。幼少時より「お坊さんか仙人になりたい」というイメージを持つ。
92年地球サミットを契機に環境問題やNGO活動などに取り組む。
95年よりNPO向けのマネジメント・ワークショップの進行役を務め、
2013年、青木将幸ファシリテーター事務所を設立。
以来、年間100回を超えるペースで、
様々な会議・話し合い・ワークショップ・研修の進行役をつとめている。
2013年、羽黒修験「秋の峰」に入り、山伏となる。
2014年より淡路島で山伏修行を企画し、事務局ならびに先達補佐をつとめる。

■お申し込み:
awaji.yamabushi@gmail.com まで、
メールの件名を「淡路山伏修行(あなたのお名前)」とお書き頂き、
以下の項目をお送りください。

・お名前:
・ふりがな:
・性別:
・開催時の実年齢(保険加入用):
・携帯電話番号:
・連絡のつくメールアドレス:
・どちらの市町村からの参加ですか?:
・移動手段:自家用車 or 高速バスなど公共交通機関
・ふだん何をしている人ですか?:
・参加にあたって、一言:
 
■主催・お問い合わせ:淡路山伏修行事務局
awaji.yamabushi@gmail.com
青木将幸 090-56535-0248