60年の集大成が写真集に モノクロ写真を中心に588枚もの写真が収められた大判です https://amzn.to/2IPscq1 ![]() ![]() 義父が写真を手掛けたのが21才の1960年からなので 2020年までの60年間の集大成。 ページをめくると 「なんだ、実は日本はこういう国だったのか?」 と驚く写真が続きます。 懐かしさのある農村から成長する都市まで、 僕はこれまでちょっと誤解していたのかな、 と衝撃をうける内容です。 もちろん淡路島の写真も何枚も。 ![]() 義父は、 1979年に『日本村』というセンセーショナルな写真集を出していて、 今回はその新版となるのですが、 全くといっていいほど、ベツモノの存在感。 友人が 「これは、夜な夜なお酒を飲みながらじっくり読みたい」 と買ってくれました。 かなり分厚い写真集なので、 値段も相当します(定価12,000円+税)。 僕だったらそんな高価な物を、 おいそれと買って下さいと誰かに言いにくいのですが、 義父はかまわず、筆で手書きした手紙をしたため 友人・知人・親類につぎつぎと出してゆくのです。 「私事です。日々、一応、元気な振りをしながら不要・不急・無用の超スーパー高齢者の明け暮れです。この二十年余り、何が還暦・古稀・喜寿……ダ!と過ぎ去り、昨年、傘寿も超えました。暇に飽かして終活などしていると、20歳の頃から60年間のモノクロ写真のネガとプリントがあれこれドサーっと残ってあり、思い起こせば、その都度いい仕事に恵まれ、よい酒を呑み酔い続けてた時の光と影の強い”写真たち”を大事に見納め、見送る始末をしなければ……と思い立ち、自ら勝手に、山田脩二流に企画・編集・デザインして仕舞いの写真集の出版に思い至りました。次々と旅立っていった友人・知人・粋人・酔人?たちへの冥土の土産にでなれば……と」 といった調子の手紙が届くのです。 ある知り合は 「あんな思いのこもった手紙を頂いたら、買わないわけにいかない」 と話して笑いました。 なんといっても81歳という年齢で そういうパワフルな声かけができるのは、実にすごい。 印刷された写真集が大量に我が家に届いたときは 「これが在庫の山にならないといいが」 といらぬ心配をしたのですが、 あっというまに注文が集まり、 次々と当人の手によって発送され、 出版社に追加発注する様を見て 「うーん、参りました」と義理の息子は思うのでした。 自分自身が81歳を迎えたときに、 こういう働きができるか、甚だあやしい限りです。 淡路島内ですと 額縁と珈琲のお店 NeKi(南あわじ市松帆)で 写真集を見ていただくことができ、 坂本文昌堂シーパ店にて購入も可能です。 もしもよろしければ手にとってご覧ください!
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